基礎知識

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■フライロッド

フライフィッシング専用の竿のこと。

他の釣り竿と違い、ガイド(竿の途中に数カ所ある糸を通すところ)が、最初の部分と先端の部分以外が、楕円形(ねじれた形)になっています。

ロッドは、その重さで番号が違います。

軽い←#1〜#9→重い

番号の若い方が、軽く、柔らかいと考えてください。#3〜#7がおおかたの利用範囲の番号ですが、#1や#9などのロッドもあります。グリップの部分にリールを取り付けるのですが、このリールシートには、大きく分けて3つのタイプがあります。1-アップロック 2-リング&リング 3-ポケット&リングです。初心者は、#5・8ft(フィート)のロッドで、グリップはアップロック方式を選ぶといいでしょう。渓流にしか行かないと決めている方なら、#3-4・7.6ftのロッドを選んでもいいでしょう。初心者の場合、#3ではロッドが柔らかくてキャストしにくく、#7だと、重すぎて、最初は、やはりキャストしにくいです。

●フライロッドの番手と長さの見方

フライロッドのグリップ(握るところ)の上にあるフックキーパー(フライを引っかけるところ)の上に番手と長さが表示されています。右にその見方を説明します。

例:

#5=5番のロッド

8’6”=長さ8.6フィート

AB865=ABという銘柄で、8.6フィートの長さの5番ロッドということになります。

■フライリール

フライフィッシング専用のリール。

ロッドとフライラインの番号に合ったリールを選んでください。#5のロッドには、#5-6のリールを、#3-4のロッドなら#3-4のリールを使用します。

渓流・河川・池・湖といった、さまざまなフィールドに行き、フライフィッシングを末永く続けていきたいなら、スプール(ラインを巻く部分)の交換ができるタイプを買っておくといいでしょう。例えば、#5のロッドですべてのフィールドをカバーしたいとしたら、6つのリールが必要になります。スプール交換可能なリールなら1つのリール本体と6つのスプールを持っていればいいので、かさばりません。
■バッキングライン 下巻き用のラインです。フライフィッシングの場合、直接リールにメインの糸(フライライン)を巻かず、下巻きをします。その下巻き用のラインがバッキングラインです。 特に、注意点はありません。

タックル(拡大)

リール&スプール(拡大)

■フライライン

リーダー(拡大)

ティペット(拡大)

●フローティングライン
水に浮くラインのこと

●シンキングライン
水に沈むラインのことで、水面にラインが着地して徐々に沈んでいくラインです。その沈む時間の遅いものから、早いモノまで、いくつかの段階に分かれています。メーカーによって3段階〜5段階と分け方が違います。基本的に湖での釣りに使用しますので、渓流での釣りには必要ありません。

5段階を例にとると、沈む時間の遅いラインから順に、

【IM】インターミディエイト

【TYPE I】タイプ1

【TYPE II】タイプ2

【TYPE III】タイプ3

【TYPE IIII】タイプ4

となります。

フライフィッシングで使用するフライ(毛鉤)は基本的に虫をイミテート(真似ている)しているため、非常に軽くなっています。ゆえに、オモリ(シンカー)の重力を利用して、キャスト(投げる)する事ができないので、フライラインの重さをうまく利用したキャストする方法を取ります。

左項で説明したフローティングラインとシンキングラインそれぞれ、主に4種類のタイプのラインがありますが、普通はDTかWFのラインを使用します。
◆DT=ダブル・テーパー
両先端はテーパー(先細り)になっていますが、ラインの太さがすべて同じになっているラインです。渓流など、ロングキャストより、むしろ細かいライン操作が必要な場所での釣りに最適です。
◆WF=ウェイト・フォワード
ラインの一方(フライ側)の先端から5m位のところが太くなっているラインです。湖、池など、ロングキャストが必要な場所での釣りに最適です。
◆ST=シューティングヘッド・テーパー
湖などで、WFよりさらにロングキャストをしたい場合、このラインを使用します。
◆レベル
先端がテーパーになっていない、ラインの太さが同じラインです。

さて、ラインは上記のとおり、フローティングかシンキングか、DTかWFかSTか、と釣り方によってタイプを分けていかなければなりません。そして、さらにラインの太さを示す番号表示があります。番号の若いものが細く、大きい番号が太くなっています(#2〜#9)。

初心者は、フローティング・DT・#5のラインを選ぶといいでしょう。渓流オンリー派は、フローティング・DT・#4のラインを選ぶといいでしょう。

■リーダー

フライラインとティペットを結ぶ糸です。フライライン側が太く、ティペット側が徐々に細くなっています。

太い←0X〜8X→細い

リーダーは、ロッドとフライラインと逆で、番号の若いものが太くなっています。#5のロッドでDT・#5のフライラインなら5X・9.5ft(フィート)のリーダーを選ぶといいでしょう。
■ティペット

フライに結ぶ糸です。番号の若いものが太くなっています。#5のロッドとDT-#5のフライラインなら、5Xのティペットを選びましょう。

太い←0X〜8X→細い

市販されているリーダーのほとんどが、ティペットが一体になっています。しかし、ティペットは必要ですので、買っておきましょう。さまざまな状況に合わせ、長さを変えて使用したり、天気のいい昼間などは、少し細いティペットに変えたりと、この部分の調整が、かなり釣果に影響してきます。
■初心者のタックルは? 渓流オンリー派 オールラウンド派

ロッド/ライン/リーダー/ティペット

=#3-4・7.6ft(AB763-4)/DT-4F/6X/6X 〜7X

ロッド/ライン/リーダー/ティペット

=#5・8.6ft(AB865)/DT-5ForWF-5F/5X/5X 〜7X

■フライ

●ドライフライ
水に浮くフライで、羽化した昆虫のイミテーションです。

●ウェットフライ
水に少し沈むフライで、羽化寸前の昆虫のイミテーションです。

●ニンフ
水に沈むフライで、幼虫のイミテーションです。※水に浮くニンフもあり

●ストリーマー
ベイトフィッシュ(ニジマスなどがエサにしている小魚)のイミテーション。

フライは、基本的に川魚がエサとする昆虫をイミテートしているわけですが、左の分け方の他に、どんな虫を真似ているのかを簡単に説明します。

水生昆虫(アクティクインセクト)では、

◆メイフライ(カゲロウ)/スピナー(成虫)-ダン(亜成虫)-ニンフ(幼虫)

◆カディス(トビゲラ)/アダルト(成虫)-ピューパ(サナギ)-ラーバ(幼虫)

◆ストーンフライ(カワゲラ)/アダルト(成虫)-ニンフ(幼虫)

◆ミッジ(ユスリカ・ブユ・ヌカカ)/アダルト(成虫)-ピューパ(サナギ)

陸生昆虫(テレストリアル)では、

ビートル(甲虫)/アント(アリ)/ホッパー(バッタ)/モス(蚊)

その他、エビ・ヨコエビ・カニ・ムズムシなどの節足動物や小魚、ゴカイ・ヒルなどのイミテーションもあります。