高坊さんレポート   ★2003.6月度★

支笏湖・尻別川<上流>(北海道)6/13-15(金-日曜日

  関東はついに梅雨入りとなりましたが、北海道はカラッとしております。

  というわけで、恒例となりました支笏湖へシケーダ釣りに行って参りました。 本命はギンピカ虹鱒ですが、アメマスも歓迎です。

 朝4時現地到着。梅雨は無いはずなのですが、雨は降るようです。

 初日はあいにくの雨時々曇りというぐずついた天気でした。 1年ぶりの支笏湖は静寂に包まれ、深い霧が立ち込めており、 気温はそほど低くないはずなのですが、モンベルのジオラインエクスペデイションウェイトを インナーとして着込み、化繊のシャツ、レインウェア+ネックウォーマーという暖かめのレイヤリングでちょうど良い感じです。

 流れ込みまで30分湖岸を歩いている途中、途中一人のルアーマンに遭遇したので釣果を聞いたところ、 アメマスとブラウンが上がったそうです。良い感じです。

 流れ込みに到着し、ツーハンでシケーダをキャスト開始です。 今年は減水しているため、場所によってはバックもなんとか取れますが、 やはりスペイの方が有利というところでしょうか。 水温は12度でした。水面にはカディスや小さくて黒いのが浮かんでおり、 それにアメマスがライズを繰り返していますが、まずは虹鱒狙いですので、 黒い大き目のシケーダを沖に浮かべます。 完全に目の前がホワイトアウト状態ですので、黒いフライはとてもよく目立ちます。

  しかし完全に無風状態で湖面は鏡のよう。これでは虹鱒はちょっと厳しそうです。 大きなライズもありません。ガイドのO森氏と同行のA部氏のフライには早速20前後のアメマスが ヒットしています。私も14番のエルクヘアカディスにフライをチェンジし、流れ込みの沖を流していると、 ガボッと良い出方をしました!

  なかなかの引きでしたので、小型の虹鱒だったらいいな〜と思いながらネットに収めてみると、 虹鱒ではなく、34センチのアメマス君でした! 支笏湖でこのサイズのアメマスを釣ったのは初めてです。(ちなみに去年は25センチどまり) あいかわらず綺麗な魚体です。さすが天然!

  どうやら沖についているアメマスはサイズが大きいようです。 続いてO森氏も同サイズをゲット! その間も20センチから25センチくらいのアメマスは良く釣れます。

 しかし天候のせいかセミは鳴いていませんし、静かすぎる湖面の様子から、本命の虹鱒は困難と判断し、 一転尻別川へ移動します。尻別川は下流はスペイでウェット、中上流域はドライのたたきあがりが楽しめる川です。 車で30分も走ると上流部に到着です。

  いきなりですが、川面に生息する虫の多さに驚きました! カディスからカゲロウ、アリンコ、ビートルなどなどなど、あらゆる種類の虫たちが、すごい数で そこらじゅうにいます。これほどの水生昆虫の多さはちょっと珍しいです。

 が、しかし、ライズがまったくありません。ここぞというポイントを叩きますが、反応がないのです。 どうやら例のI氏のビデオが出てから、かなり釣り人が増えたらしく、しかもリリースせずに持ち帰る 人が多いために、魚影が極端に少なくなったらしいのです。魚にとっての生息環境としては素晴らしい川なのですが、 人が一番の天敵だったわけです。

  しかしせっかく来たのですから、一応しばらくは遡行しようと試みたわけですが、この後あっけなく中止となります。

  それは、大量の水生昆虫の中でも人間にとってあまり嬉しくない昆虫、ザ・モスキート(蚊)の多さのせいです。 その凶暴性といったら恐ろしいことこの上ありません。顔から首から腕からもう、そこらじゅうに たかります。しかもサイズがデカイ!フックサイズにして12番くらいはあろうかというサイズです。

 さされた瞬間に痛みが走りますのですぐにわかります。 さされる片っ端から叩きまくりますが、もちろんきりがありません。フードをかぶって手袋をして防御を試みますが、 わずかに露出している指先にまで数匹が襲ってきます。 こりゃたまらんというわけで、釣りに集中することもできず、退散する羽目になったわけです。 あ〜怖かった。

  そうこうしているうちに、いつの間にかセミが鳴き始めましたので、再び支笏湖へ戻ります。 今度は湖岸までのアクセスの良い苔の洞門に入ります。 しかし相変わらず湖面は深い霧に覆われており、ライズもないようです。

 チェルノブイリアントなぞキャストして、アクションつけながら引っ張りますが、アタックはありませんでした。 初日はここで終了としました。

  ゆるりと温泉につかり、へべれけに酔っ払い、8時間たっぷりと睡眠をむさぼり朝起きてみると、やはり曇り空でした。 二日目は水通しの良い、岬狙いです。ポイントまでやはり30分湖岸を歩きます。 支笏湖周辺の湖岸は石、岩が多く、しかも浮き岩が多いのが特徴です。慣れないとかなり疲れます。

  ヒーヒーいいながらポイント到着。 土曜にもかかわらず、誰もいません。目の前の風景、全部貸切です。かなりキモチイイです。 3人とももちろんシケーダーで開始です。昨日と違うのは、セミが鳴いていること、そして数は少ないですが 湖面にハルセミが落ちている事。

 いきなり1投目で0森氏にアタリ。しかしすっぽ抜けます。 そしてしばらく待っているとヒット。虹か〜と思いましたが、35センチアメマスでした。

その後すごい光景が!このポイントの中央だけ、沖から無数のライズが岸に向かって近づいてきます。 その数たるやハンパではありません。同時に20個前後のライズリングが目の前に広がっているのです。 そうです、アメマスの大群です。フライを小さめのソフトハックルに変更し、引きまくります。 まさにワンキャストワンヒットです。何匹釣ったか分りません。水面下ではいったい何匹いるのか検討もつきません。

  サイズは近場でかかるのは20センチくらいの小型、沖目でかかるのは元気な尺超えという感じ。 これだけいるならLLNの練習と試してみますが、フライをステイさせているだけでは全く釣れません。 少しリトリーブしても、あまり変化ありません。そして、ロッドをあげるようにスーッとフライを引くとガツンときます。 どうやらアメマスは長めのストロークで引っ張るのがお好きなようです。

  2時間ほど、ひたすら入れ食いを味わい、ラインを手繰る左手が痛くなったので、一休み。幸せな瞬間。 天気は相変わらず雨です。大きなライズもいくつか見たのですが、本命虹鱒は現れません。 寒くなってきたので撤収。明日の天気回復に期待です。

 最終日は見事に晴れました! セミも大合唱!今日こそ虹鱒ゲットです。 本日はワンドから続くガレ場です。後ろには木がオーバーハングしており、 セミも落ちやすいような気がします。 ロングキャストしたシケーダが、いきなりひったくられ、ラインが走ります!

  ついに本命ゲットか! しかし、なかなかのファイトのあと、上がってきたのはまたもやナイスサイズのアメマス。

 続けて同サイズを全く同じパターンでゲット。 これ位のサイズのアメマスになると、ヒットしてファイトするまでは虹鱒と見分けがつきません。 沖にキャストしたシケーダで釣ると嬉しさも倍増です!

 しばらくアタリが無い状態が続きますが、遠くでO森氏の叫び声が! 行ってみるとSAGEのトラディショナル#7が大きく曲がってます! ファイトで分ります、間違いなく本命の虹鱒です! 数分間のファイトのあと、無事ランディング成功。 見事なレインボー45センチです!

  いやぁ、最後にいいもの見せてもらいました。 やはり個人的にはトラウトの中では虹鱒ちゃんが一番好きです。 走ってジャンプしてのファイトはこいつが一番!

 最後にA部氏も今回最高の35センチアメマスをシケーダでキャッチし、気持ちよく帰途につきました。 今回は本命の虹鱒ちゃんが釣れませんでしたけど、あれだけでかいフライで数多くの魚をキャッチ できたので、大成功でした。これから本栖湖、菅沼、丸沼などで、セミ食い鱒ゲットしますよ〜。

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2003.6.18〜