自遊人コラム   ★2003.2月度★

寄居Y.G.L.スポーツフィッシングC&Rエリア2/20(木曜日)

 釣り以外のビデオ制作などが忙しく、なおかつ、寄居Y.G.L.もありまして、ここ半年、フィールドにまったく出かけていない自遊人ですが、ちょっと独り言を。

 昨年末から2月初旬まで、ほぼ毎日のように池に氷が張るという非常事態。本業を抱えながらも、毎朝4時半に起床。夜、床に着くのは深夜0時過ぎ。…正直言って、うんざりの日々でした。エレキ尽きのプラスチックボートで、まずは池に張った氷を大きく分割していきます。そして、流れ出し付近の氷から、ボートで氷を動かし、落としていきます。大きな氷の島を徐々に落としていき、最後に細かい氷をボートを振って波を作り、流れ出しまで移動させ、落としていきます。池の半分に氷が張ると約3時間。前面に張ると、5時間の間、寒い池の上にいなければなりません。

 最初2、3回は、結構楽しんでいたのですが、毎日となると、うんざりです。ほかの個人経営の管理釣り場のオーナーさんたちも、この冬はうんざりの毎日だったに違いないでしょう!?…でも、好きだからできるのかな!?…好きじゃなきゃ、できないよな!?…でも、管理釣り場経営をしたいと夢見る人には、「どうか、夢で終わらせてくださいな」と言っておきます。

 この釣り場の営業は、10月から翌年GWまでですが、9月には、背丈より高くなった雑草を刈り、オープン準備で土方仕事の毎日。オープンの10月は、魚のコンデションの心配。11月は毎日、池の落ち葉落とし。12月〜2月は、氷割りの心配と、低水温で動かなくなった魚が、どうしたら活性があがるようになるのか?毎日頭を悩ませます。

 この釣り場は、キャスティングの上手な(並ではない)お客さんのみならず、とにかく関心させられてしまうほど、研究熱心なお客さんたちが、週2回〜毎週〜各週のようにロッドを振りに来られます。だから、ほとんど顔見知りの方ばかりで、かなり厳しい状況の中でも、1尾は釣って帰られる(スゴイ!)。でも、12月〜2月に、初めてここに来られたお客さんには、かなりきつい釣り場だと思います。

 もちろん、この時期は、低水温で魚が口を使わないという悪条件であることは、どこの釣り場でも変わらないでしょう。しかし、この釣り場は、さらに悪条件が重なります。@ロッドを振る足場がすべて平らでない(土手になっている)し、おまけに池の両サイドには、大木が生い茂っている。だからロッドが振りづらい。Aキャッチアンドリリース限定で、さらにここに来られるお客さんは、魚を傷付けずに丁寧にリリースしてくれるため、魚がほとんど死なない。だから、スレきっている(アタリが小さく、インジケータを消しんだり、シンキングでフライを引っ手繰るアタリはかなり少ない)。

 お客さんが魚が釣れなくて帰る姿を見て、喜ぶ管理釣り場経営者は、一人もいないでしょう!私とて同じ。

 初めて来たお客さんに、「…ああ、この時間で、あそこのポイントに入ると、あの釣り方だと厳しいんだよな〜」と、声をかけたくなることも多々あります。もちろん、余計なお世話なので、口は出しません。それに、その方の納得した釣りをしてもらいたいしね。

 でも帰りしなに、声をかけられるタイミングがあれば、「釣れました〜」と声をかけています。「釣れました!」と聞くと、うれしいんですよね。

 「だめ!」と言って帰る人も、黙って帰る人もいます。タイミングが合わず、声をかけられなかった人もいます。もちろん、声をかけられるのを嫌う人もいるでしょう。

 「くやし〜!また来ます」と言って、リベンジに来て、3回目で「やっとこの釣り場での釣り方がわかりました」と帰る人もいます。そんな方の中には、常連さんになった方も多いんですね。

 というわけで、 「…釣れる人は釣れる!…釣れない人は釣れない!」、道案内の看板も出さない、かなりマニアックな釣り場になってしまいました。…でも、こんな条件の悪い釣り場ではありますが、数千匹の魚たちが、間違いなく池の中を泳いでいるんですね。でもね、管理人とて、よほど気を入れてロッド振らないと、冬場は、ここではなかなか釣れないんですよ。まあ、…だから、フライ、ルアーの釣りは面白いんですけどね。

 自遊人は、水槽の前で、毎日、もの思いにふけながらも、現在、魚の習性を研究中です。

▲寄居Y.G.L.ロッジ内の水槽です。アルビノ、イワナ、ブルック、ヤマメ、イワナ・ブルック、カワムツ、ギルが居ます。

▲オイカワ、ウグイ、ギギ、カマツカ、タモロコ、スジエビなども居ます。

 

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2003.2.20