高坊さんレポート   ★2002.11月度★

丸沼 (群馬)11/9、10(土・日曜日

 今回は家族サービスもかねて、観光半分釣り半分での旅行でした。 天気予報は栃木が晴れ、群馬が雪。タイヤもスタッドレスに替えました。 8年ものですが、ノーマルよりましでしょう。 10年ぶりの日光東照宮を楽しみ、紅葉のいろは坂を登り、華厳の滝で マイナスイオンを吸収し、中禅寺湖半のカフェでお茶している時までは 晴れていて、ドライブ日和でした。

 ところが、突然雲行きが怪しくなったかと思うと、あっという間に雪が 激しく振ってきました。楽しみにしていた遊覧船も中止にして、環湖荘に 向かうことにしました。中禅寺湖を後にして、金精道路に入るころには、 辺り一面の大雪です!ノーマルタイヤのマイカーが次々とスピン、登坂不可能 状態に陥り、脱落していきます。

 気がつけば、走っている車は目の前の観光バスと自分たちの車だけ。 時折、強風で目の前がホワイトアウトし、何も見えません。本当にここは11月初めの 金精道路なのでしょか。真冬の秋山郷と見間違うばかりです。 ワイパーが凍って目の前がよく見えません。丸沼までのわずか10数キロの道がなんと遠く感じたことか。 しかしあと三キロも下れば丸沼だなというところで、いきなり渋滞です。 どうやら観光バスがスピンして道を完全にふさいだようです。 まじかよ〜という事態ですが、あせっても仕方ないので寝て待つことに。 しかし幸運なことに意外と早く復旧し、徐々に車が動き出しました。

 なんとか環湖荘まで到着しましたが、猛吹雪です。丸沼は白くて何も見えません。 まだ2時前でしたが、せっかくきたのでとりあえずロッドをもって完全防寒で湖畔へ出てみます。 こんな中釣りするなんて本物のバカとしかいいようがありませんが、他にも何人か同様の人が いたことには驚きました。

 向かい風で顔面に雪がビシバシと当たり痛くて前を向けません。 キャストも横方向にしか出来ません。15分ほどやってみて、やはりこれは無理だと分かりました。 やってみないと気がすまないのが釣りバカです。バカですね〜。 ヒザまで新雪に埋まりながらなんとか湖畔を脱出します。やばいです、これは下手すると遭難です。 初日はあきらめて温泉三昧とすることに決定。

 二日目の早朝、目を覚まし、期待に胸を膨らませて窓を開けると、猛吹雪でした。 天気予報では回復するっていってたべよ〜と文句を言いながら不貞寝です。こりゃ今日も釣りは無理かなと 思っていましたが、7時半に再度目を覚ますと、雪の降り方がやさしくなっているではありませんか!

  よーし、これならいけるぞ!早速朝飯を5分で食って、雪の湖畔にダッシュです。 雪の深さは深いところで足の付け根まであります。先客の通った踏み跡を行かないと疲れます。 右側の湖畔に出るころには汗だくでした。既に5人ほどがロッドを振っていました。一人に話しかけると、 先ほど60アップを釣った人がいたとのこと。やはり大物が岸に寄っているようです。

 雪で視界が悪いため、マーカーを付けてニンフを沈めます。 30分ほど粘るもアタリなり。釣りの時間は12時までと決まっているので、てきぱきと移動します。 ボート乗り場付近でライズがあったので、ドライに換えてカメムシパターンです。 宿にはカメムシ異常発生のため窓の開け閉めに気をつけて、と案内があったからです。 この雪ではカメムシはまったく見えませんが、食べなれているはずなので期待は持てます。 しかし1時間たつもアタリなし。

 ふたたびマーカーニンフに換えて、左の立ち木エリアに移動。時間に余裕が無くなってきました。 このころには雪もやみ、風も穏やかに湖面を揺らす程度となり、気温も上がってきました。 条件的には好転しているはずです。そのとき、気がつくと水面にマーカーがありません。 すかさずアワセをくれます。さお先から魚の感触が!よーし、やったー!1匹目ゲットー!と思った瞬間、針がはずれまし た。

 おいおい、この土壇場にきてそれはないだろう!と悲しんでいる時間もありません。 すぐに針先を研いで、再びキャストします。 5分後、またマーカーが消えました。あわせますがこれはすっぽ抜けです。 くぅ〜っ、既に時計の針は12時前をさしています。最後の1投と魂を込めキャストします。 しばらくすると、マーカーがプルプルと震えた後、消しこみました。

 アワセました!乗りました!!しかも重い手ごたえ!でかいぞ!最後の最後にドラマが起こりました!よっしゃー! 体制を整えようと、2,3歩後ろに下がったとき、水中の石につまずきました。 あっ、やばいー!!と思った次の瞬間には転倒していました。そして倒れながらティペットがぶちっと 切れる音を聞きました。

 袖やウエストなどしっかりとベルトで絞めていたおかげで、完全に水中で転んだ割には、驚くほど服は濡れて いませんでした。しかしハーディのフィッシングバッグの中にはたっぷりと水が入り、フライボックスが浮いています。 携帯電話も完全に水没しました。なんとも悲しい終幕となりました。トホホ・・・。

 この雪が落ち着けば、まだまだいい釣りが出来そうな気配の丸沼でした。 帰りの120号では、見事に紅葉が山を埋め尽くしていました。 また来たいと思いますが、やはり丸沼は遠いので来月は本栖湖にてこの悲しみを癒そうと思います。 あー、寒かった・・・。

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2002.11.11〜